誰が日本を沈没させるのか?「通貨が堕落するとき」著者の木村剛が、「失われた10年」を招いた不況戦犯を徹底告発!
わが国では、問題先送りを企図する金融当局及び銀行系エコノミストによって、「不良債権処理=最終処理=オフバランス化」というプロパガンダが巧妙に流布され、前提条件として欠かすことができない「会計処理」が意図的に無視されてきた。「会計処理=十分な貸倒引当」をした上で、十分な資本水準を維持できる銀行が多くないからだ。引当金が十分積まれていないために、「最終処理」が進まない。それは本来、粉飾決済にあたる。この問題先送り一派による当座しのぎのツケを払わされるのは、一体だれになるのだろうか。その答えは、「粉飾答弁」の醍醐味を味わいながら、よく考えていただきたい。(「下巻序文」より)
木村剛 PHP研究所
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