今の不況を作り出し長引かせた政府および日銀の責任者の罪とは。ベストセラー『円の支配者』の著者が新たな経済学をひっさげ検証する。
解説:バブル経済崩壊後、長期不況にあえぐ日本経済。そこから脱するために、政治はさまざまな施策を打ち出し、エコノミストたちもありとあらゆる提案をしている。(1)90年代以降、合計146兆円にのぼる財政政策が行われた。(2)金融政策も断行され、いまや至上空前の低金利になっている。(3)米国型「構造改革」も戦後一貫して進められ、高度成長期に比べて自由化・規制緩和・民営化は驚くほど達成されている。にもかかわらず、いっこうによくなる気配はない。なぜか?それは、すべての政策提言のもとになっている経済理論が、現実を無視した「フィクション構造」をもち、それに対する信仰が浸透しているためだ、と断ずる。本書では、日本の不況に対する上記の謎をひとつひとつ解き明かし、従来経済学の「虚構」を打ち破る新理論「分解信用数量モデル」を導き出す。
ベストセラー『円の支配者』の著者が贈る、日本経済再生の決定版となる本格的経済理論書。
岩田規久男 東洋経済新報社
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