<「まえがき」より>
本書は、1998年以降、「金融再生」の確立を目指して、わが国の政治、行政、金融界が、眼前の危機に突き動かされながら、呆然、悔恨、決断、慨嘆と、めまぐるしく心を揺らして走り続けてきた過程を追いかけた一つの報告である。筆者自身、この間、金融再生を目指した多くの人々と、時に口角泡を飛ばして議論し、時に高揚と敗北感とを共有し、彷徨い続けた一人だ。「再生」のプロセスを経てきたはずのこの国の金融の現在は、躓き、よろめきつつ「未だ再生の着地を得ず」というべきだろう。その原因はどこにあるのか。何が誤算だったのか。
高杉良 KADOKAWA
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