マネーロード（後編）

前編のリリース直後からネット上に熱狂的なファンを生み出した衝撃の話題作「マネーロード」(原作:二郎遊真) が遂に完結。第39回講談社メフィスト賞を受賞した本作をウェルツレコーズが完全オーディオシネマ化。脚本・監督には『演じ屋』『たとえ世界が終わっても』の野口照夫監督を迎え、主役の吉原役には人気実力派俳優の武田真治を起用。ヒロインは2009年公開『刺青匂ひ月のごとく』に主演し、注目されている井村空美を抜擢。豪華キャスト・スタッフが集結し製作されたオーディオエンタテインメントの最高峰作品。

他人の金への執着を幻覚として見てしまう男、吉原。彼はその特殊能力により、巨額の富を手に入れるも、人との接触が出来ないでいた。ある日、吉原の元に株式の仕手戦で大敗を負わせた沢谷から、吉原の出生の鍵を握る1枚の旧紙幣が送られてくる。吉原は策略と知りつつも、沢谷に送り込まれた女子大生カズキと共にその旧紙幣の謎を辿る旅に出るのであった。壮絶なる沢谷との仕手戦の行方、旧紙幣の秘密、そして吉原とカズキの旅の終焉に待ち受けるものとは...。

二郎遊真（じろう・ゆうしん）1975年生まれ。東京都出身。大学在学中に映画シナリオコンクール城戸賞で最終選考に二年連続で残る。2006年には全国公開映画「着信アリFinal」にて真二郎（しんじろう）の名で脚本家デビュー。その後、2008年には「マネーロード」で第39回メフィスト賞を受賞し、小説家としての才能も脚光を浴びている。