◎収益のバリュー
PER(修正PER)&PBR&ネットキャッシュ比率(簿価&時価)
◎財務のバリュー
自己資本比率&流動比率&固定比率
◎事業価値のバリュー
平均経常利益の5倍を確認&定性分析
株式投資というと、資産を作ること、資産を増やすことだけに意識が行きがちですが、遺すことを考えながら投資をしていくことも、やはり必要です。 例えば、人気の短期投資をやりながら、その裏で中長期目線のバリュー投資や遺す投資(保有し続ける投資)を行って、じっくり資産を作るなどは、ひとつのアイデアです。
臨太郎さんが本書に書き残したことを少しでも今のやり方に取り入れてもらえるならば、本書を作った意味が出てくるというものです。
最後になりますが、石川臨太郎様に対し、謹んで哀悼の意を表します。
『年収300万円の私を月収300万円の私に変えた投資戦略』(パンローリング)
『マンガ 不動産投資入門の入門』(パンローリング)
『副業はサラリーマン』(東洋経済新報社)
◆ブログ
減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間のコミュニティー
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まえがき
第1部 資産を作るための株式投資編第1章 株式投資をする前に知っておくべきこと第1節 株式投資を理解するために最初に確認しておくべきこと1 株式投資は玉乗りに似ている 〜「もしも」を想定しておく〜 2 株式投資は悪路を走るドライブに似ている 第2節 株価は企業の本質的価値に需給という光が差してできた影 1 株価とは何か 2 本当の価値(業績)と株価は一致しない 第3節 株価はなぜリアルな価値から歪むのか 1 株価はなぜ動くのか 2 株価はなぜ『企業が持っているリアルな価値』から大きく歪むのか 第4節 一生涯の安心を目指すなら「絶対不敗」の株式投資が必要 1 『老後資金の達人』たらんと欲すれば、絶対不敗の株式投資がふさわしい 2 年間の生活費を資産運用で稼げれば絶対不敗とする 3 絶対不敗は勝ち逃げスタイルでつかむ〜年金を賢く利用して老後の安心を手にする〜 4 孫子の兵法に学んだ『勝ち易きに勝つのが良い株式投資』 5 自分の欲と恐怖をコントロールできないようでは絶対不敗は実現できない 第5節 無謀な行動を避け、荒波を耐え忍び、チャンスを待つ美学 1 株式投資は出口戦略を考えて実行すべきものである 2 利益が大きく上がっているとき、一定の利益分をキャッシュに換えておく 3 自分に良い流れが来ているのに逃すのはもったいない 4 運が良くなってきたときには、その流れに乗ることが大事 5 投資環境が良いときほど、気を引き締める 第6節 株式投資をするなら覚えておきたい9つのお話 1 長期投資、中長期投資、短期投資、デイトレード(超短期投資)をひとりで使いこなすのは難しい 2 タイミング投資で常に勝つのは難しい 3 迷ったら半分決済という選択肢も有効なことが多い 4 通常時か非常時かをしっかり判断して、投資行動をとる 5 兵站銘柄を意識する 6 急に多くの銘柄が大きく下げだしてもあわてると損が大きくなる 7 欲をかきすぎない。腹八分目でおさえる 8 カンニング投資について 9 初心わするべからず
第2章 中長期のバリュー投資で資産を作る第1節 目標の効果的な決め方1 まず大きな夢(=ビジョン)ありき 2 目標は長期と短期をセットで 3 目標はできるだけ高く掲げる 第2節 普通の人でもバリュー投資ならば資産を増やせる 1 バリュー投資とは 2 私が「バリュー投資をしよう」と思った理由 3 一日数時間のバリュー投資ならサラリーマンにもできる 第3節 中長期投資のススメ 〜景気サイクルを考えた企業分析〜 第4節 景気サイクルを踏まえた、私の「企業分析の基本的な考え方」 1 資産価値と事業価値を分析する 2 注意点 第5節 定量分析で「収益のバリュー」を分析する 1 定量分析とは 2 割安かどうかの根拠は「解散価値」 3 最低限調べておくべき定量分析の指標とは 4 実例紹介(トピー工業) 第6節 バランスシートで「財務のバリュー」をスピード分析するコツ 1 バランスシートを見るときの第一の着眼点は「自己資本比率」 2 バランスシートを見るときの第二の着眼点は「支払能力」 第7節 事業価値のバリューを分析する 〜定性分析について〜 1 定性分析とは 2 事例1(東鉄工業) 3 事例2(ブリヂストン)
第3章 株式投資で儲けた利益のシフト先を考える第1節 株式投資の利益のシフト先はインフラファンドへ1 不動産投資の魅力は薄らぐ 2 主なインフラファンド 第2節 2019年以降の不動産投資の見解 |
第2部 遺すための株式投資(資産運用)編第1章 遺すための株式投資
第1節 余命宣告を受けて 第3部 これからの若い世代に書き残しておきたいこと第1章 これからの投資家たちへの遺言 〜ここまでのまとめ〜
第1節 短期投資には圧倒的な才能が必要 コラム:大先輩に超短期投資を批判されて…… 第2章 株式投資は簡単ではないけど素晴らしい。たくさんの宝物を与えてくれる
第1節 宝物その1:株式投資は資金を増やす手段となった コラム:最高の宝物、三毛猫のモク あとがき あとがきによせて |
すい臓がんによる余命宣告。
今まで、お金を作ることに専念してきた私です。「さぁ、これからお金を使おう」と思った矢先の、本当に思いも寄らぬ出来事がいかに衝撃的だったか、想像に難くないと思います。
詳しくは本文(第2部)に譲りますが、いやな予感はしていました。実際に余命宣告を受けたときにはショックではありましたが、同時に、“その日”が来るまでにやっておきたいことが強烈に思い浮かびました。
それが本書の作成です。今まで、有料メルマガ『生涯パートナー銘柄の研究』で書きためていた原稿や、過去の拙著などの情報を組み合わせて再構成し、もう一度、私の遺言として、これから株式投資を始める、もしくはすでに始めている人たちに遺したいと考えたのです。(つづきを読む)
2009年に開始した有料メルマガ「生涯パートナー銘柄の研究」では、約10年間、509号にわたって毎週毎週、石川臨太郎さんから原稿を受け取り、時には議論しながら配信号を作り上げました。研究銘柄として原稿が完成していながら、配信までのわずかな日数で株価が急騰してしまい、銘柄を差し替えたことが何度もあります。
臨太郎さんは「有料メルマガを執筆するようになってから、書くことによる自分自身への反省をはじめ、分析力や戦略構築、新たな切り口での調査目線など、自分の投資総合力がぐんぐん上昇するのがわかった」とおっしゃっていました。
その経験を反映した本書は、サラリーマン時代から資産運用を推進し、専業投資家になってからも順調に資産形成をした“彼の人生そのもの”です。
この本の企画は、がん宣告されてから、臨太郎さん本人より提案がありました。
末期がんが分かって病室に彼を見舞ったとき、「普通の人ではできない、多くのコンテンツを世に残すことができる。それらはきっと、さまざまな方へ今後も影響を与えられるかもしれない。子どもがいない私にとって、こんな幸せなことはない。私が生きた証しそのものです」とおっしゃっていたのが印象的です。 (続きを読む)
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