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週末投資家のためのカバード・コール〜基礎から応用まで〜

この本は、オプションを応用して、利益を上げる方法を紹介している。

これまでのオプションの本は、はっきり言って分かりにくい。 もっと言えば、あんな物で、相場が出来るはずがない物がほとんどと言っていい。

とかく、学歴の高い人ほどオプションをやりたがり、そして、大きな損をしている。 これは、複雑なポジションの取り方が理解出来ることが、 利益を得る方法と思っている方々である。(けっしてマネをせぬように。)

オプションに限らず、相場で利益を上げている人は、複雑なことをやっている人は少ない。

オプションの特徴は、「時間的価値の減少を取る」ことである。

この点が通常の相場のやり方と異なる。

これをやるために、複雑な数式が出てくる訳であるが、 それが分かるにこしたことはない。 分からなくても結構。

一方、オプションの本を書いてこうしたことは理解しているが、 まったく利益など出したことがない人はかなりいる。

また、そうした人は、高学歴の人に多い。

この本は、実に分かりやすく書かれている。

どの分野でも言えることであるが、 難解なことを易しく表現して、書籍にすることは難しい。

そういった意味で、稀に見る名著である。

逆に、難解な屁理屈が書いてあるのは、 どこかの本のまる写しと思って間違いない。

貴重な名著をご一読を!

H.K 50代、自営業


この本は、一般の投資家にはあまりなじみのないカバードコールについて取り上げた本です。実際に取引するのはアメリカの証券会社でやるのがよいと書いてあります。日本でも東証が「かば子」というキャラクターをつくってアピールしていますが、なかなか普及しません。

本書では、オプションとは何かといったことから、カバードコールやプット売りなどの紹介をしています。

筆者は、最初のほうで、カバードコールでは、相場がどう動いても利益が上がるといっていますが、実際には相場が暴落しますとかなり損します。さらに、相場の予測をする必要がありませんと書いていますが、97ページで最低限株価の下がる可能性の低いと思われる株式を選ぶべきですと矛盾したことを書いています。さらにその株価が下がる予想についてですが、筆者はテクニカル分析もファンダメンタル分析も否定しているので、いったいどうやって下がる可能性の低い株式を選んでいるのでしょうか?(勘ですかね?)

具体的に株価が下がる可能性の低い株式の選び方を書いていないのは不親切だと思われます。 これについては、個人的には、カバードコールに仕掛け時を提案するとしたら、テクニカル的にもマクロ的(できれば個別株でも)ファンダメンタル的にも上昇基調にあるときに、株価が上げすぎのときに、これから反落するか、もちあうかしそうなときに持っている株式の一部で仕掛けるのがよいのかなと思います。

さらに、テクニカル分析を行なった上でカバードコールを行なったほうが、バイ&ホールドより明らかにリターンがよいにもかかわらず、これを否定しています。その理由が、2008円の暴落を除くとカバードコールのリターンが下回ったからだそうです。医学系の実験では、2008年のような「異常値」は除くそうです。しかし、ブラックスワンはいるという前提で投資は行わなければならないと考えると、こういった考え方は間違っていると思います。相場と医学は違うということです。

しかし、オプションの中では比較的平易であるカバードコールについて紹介しているので、カバードコールをやってみたいといった方には、具体的な売買事例ものっていますので、参考になると思います。

あと、アベノミクスで株やFXで盛り上がっているときに、あえてこういったオプションの本を出版していただけるパンローリングさんのブレない姿勢を改めて評価します。これからもこういったあまり目立たないが優位性のある投資法に関する書籍を出してくださることを期待します。

(bblue、40代、自営業兼投資家)


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