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ETF 世界を舞台にした金融商品で資産運用

 ETFについて幅広い視点から多様な実際の商品について具体的に解説した一冊。 ポートフォリオ、アセットアロケーション、海外口座などについての言及もあり、内 容は詳しい。

 2009.8発行であり、この時点ではETFについての入門書として優れた書籍 になっていると感じた。著者の実際の売買経験なども含めて語られている点もよい。

 ETFは全般に信託報酬などのコストは低く、流動性は高い。また、商品内容の透 明性も高く、個人投資家にとっては利用する意味、価値が高い商品であり、売る側の 都合はともかく、今後、さらに広がることと思う。

 私自身、日本株と中国株については個別銘柄でのポートフォリオ運用を基本にして いるが(日本株については相当に分散したポートフォリオとなっているため、その騰 落率は通常、指数の変動範囲内となっていて、リスクは低く、保有コストは安いので これでよいと考えている)、それ以外についてはETFの利用を考えている。

 現在、少額であるが1328 金価格連動型上場投資信託、1671WTI原油価格連動型上場 投信、EWZ、EZA、02836 SENSEXINDIA、02809 LYXORETF CMDTYを保有してい る。大証や東証上場のものについては、少額ずつ買えば売買手数料もほとんどかから なかったりする。投資金額が小さすぎるため、これらの金融資産全体に占める割合は 現在はごくわずかにとどまっているが、実際にこうした商品を保有していると、それ ぞれの値動きについての興味・関心が持続するという意味はかなりある。

 本書では非常に多様なETFの商品について解説がなされている。自分の投資方針 が定まったら、これを利用して自分なりのポートフォリオを構築していくのは悪くな い。そのためには、まず、ETFの商品についての理解を深めることよりも自分の投 資目標、投資方針を明確にすることが重要ではあるが。

 2009.8時点では、ETFについてのまとまった書籍としてはベスト。巻末の リストも参考になる。

(40代 公務員 ふしみん)


この本では、さまざまなETFを紹介しています。特に、日本 の証券会社では取引できないが、香港などで取引できるETF についても紹介されています。

たとえば、株式、債券、不動産、通貨、商品などといったところです。このうち、2009年8月 現在では、株式、債券、不動産、商品については、すでに楽天証券や、SBI証券などで取引できるものもあります。

それ以外で取引したいと思ったのは、不動産をショートするETFです。

このETFについては、日本の証券会社では取引できないので、少し興味があります。ただ、売りタイミングが問題ですが。あと、株式のショートETFも日本にはないのですが、本の巻末に、成績がのっているのですが、2008年7月から1年間の成績で、なぜかマイナスの成績なのです。この間株式の買いのETFはもちろんマイナスなのですが、ショートETFもマイナスなのは納得いかないなあと思いました。これなら、空売り で金利もつくCFDで空売りしたほうがいいと思います。

それと、最初に目次をみたとき、ヘッジファンド指数に連動するETFと書いてあるので、さまざまなヘッジファンドの手法に投資できるのかと思ったら、違って、ETFで各ヘッジファンド戦略を組成しているのです。つまり、新興国株式へ投資するE TFへ20%、債券へ投資するETFへ11%・・・といったかんじで、既存のETFを組み合わせることによって、ヘッジファ ンドETFとして成り立たせているのです。ただ、ヘッジファンド全体の指数に連動することを目指しているので、この趣旨 に賛同する人は投資してもいいかもしれません。

筆者は、香港に口座を開設することをすすめていますが、個人的には、口座開設がめんどう(パスポートや住所が記載された 英文残高証明などが必要)、口座開設手数料、口座管理維持手数料がかかったりするなどのデメリットがあって、今のとこ ろ香港に口座を開設する気はありません。

さまざまなETFが紹介されているので、ETFについて詳しく知りたい人にとってはいい本であることは間違いないでしょ う。

(bblue 30代 会社員)


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