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コロナパンデミックと2020年3月のトレード

小生は、本書を読みながら自身の2020年3月トレードを懐古し、やられもしたし、マーケットがリバウンドした時は乗り遅れたなという記憶が蘇りました。

さて、著者はグローバルマクロ戦略で利益を狙う HonTe Investments の創設者である。グローバルマクロなので、幅広い商品を観察しながら投資をしているので、やや一般的な個人投資家とはスタイルが違うかも知れないが、学ぶべき取引内容が本書には多くあったと感じました。

2020年3月に起こったパンデミック相場のトレードチャットの記録は非常に勉強になりました。投資する商品に対する考え方や数量やトレーダーの心理状況などを読み取れる内容であり、かつ投資家であれば常に感じるかもしれないうワクワクする内容でもあります。 何よりも、著者のアレックス・グレイビッチの考え方が気に入りました。派手さはないが、まさにマーケットの魔術師に値する相応しいトレーダーだと思います。

「パンデミックはいずれ去る。流動性は残る」

つまり市場が変動する原因は流動性にあり、不況=弱気相場でもない、米ドル需要が旺盛な時は米ドルを買いだめし、供給が爆発するとあらゆる資産に交換する。この決断をあの状況で成し遂げた人物(組織)だから凄さを感じます。只々、シンプルな考えではあるが、ポジションを張ることができる裏付けには、今までの経験やマクロ環境分析や戦略的なポジショニングというHonTeの投資哲学が存在するからだと思います。 是非、投資家の皆様に於かれましても、ご一読をお勧めいたします。

三度の飯より相場好き
個人トレーダー 投資歴:27年


この本は、債券市場や商品市場や株式市場といった複数の市場でトレードしているクローバルマクロの裁量トレードが専門の投資マネジャーが、コロナが急速に広がって市場のボラティリティ(変動率)が異常に高まった時期のトレードの様子を記録したものです。

特に債券市場でのトレードが多いように感じます。日本では債券のトレードはなじみが薄いですが、実は債券市場は株式市場より大きな市場だと聞いたことがあります(日本の債券市場は2022年現在、日銀のせいで瀕死の状態にありますが)。でも、米国債は国内にあるETFでも取引できるので、今後個人的にも取引したいと思っています。株式以外の市場に目をむけるのも、視野が広がるという面でありかなと思います。

トレード中のチャットでの会話は黒塗りの部分があったりしてわかりづらいところがありますが、これはこれで臨場感が伝わってきたりする部分があるので悪くないと思います。

利益→損失→利益と筆者の損益のボラティリティも高いものとなっておりますが、そういったときにどのように心理状態で何をトレードし、苦境を切り抜けていったかについて描かれた本書は、すべてのトレーダーや投資家にとって読むに値する本だと思いますし、

あと、リスク管理が大事だという教訓は、何十年も前の著書である『マーケットの魔術師』から変わらない真理であると改めて思い直しました。

bblue、50代、自営業兼投資家


2020年3月は、感染源と言われる中国が発表したPMIは低水準、NYでは初めての感染者を確認、イタリアからは警戒すべきニュースが届き、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックで世界景気が急速に悪化するとの懸念から、米国FRBをはじめ主要国の中央銀行が緊急利下げや量的金融緩和強化を行い、長短金利市場が急低下。株価・商品価格が急落の後にV字以上の回復をする急騰など、先行きのコロナウイルス感染症の影響も全く予測できない状況で、これまで経験したことがない異常な相場激変が生じた。

この激変に見舞われた激動の3月1日から3月31日までの金融市場においてグローバルマクロ戦略のヘッジファンドであるホンテ・アドバイザーズの運用チームがチャットを使い、分刻みで市場およびトレードに関するアイデアや情報を交換しつつ、上手くいったことも上手くいかなかったことあったが、損失を乗り越え、どのように収益機会を得たか、その死闘、その過酷な日々を記述したのがこの本である。

かかる相場急変時における戦略をよく理解し復習しておくことで、今後、同様な事象が発生した際にはこれを参考に、個人投資家でも、リスクを抑え、収益を最大化するチャンスを得ることができるのではないだろうか。非常に参考になる貴重な本だ。

炎のディーラー 投資経験27年


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