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シュワッガーのマーケット教室

幅広い内容について、具体的にわかりやすく解説

 本書は、効率的市場仮説の誤りから、投信の運用成績やリスクの評価、ヘッジファンドや ポートフォリオ構築のあり方など、幅広い内容について、具体的に解説がなされている。  

 少し、あるいはそれなのに投資経験のある人にとっては、本書の内容はうなづけたり、参考 になったりする部分がかなりあるだろう。

 効率的市場仮説の「誤り」は、個人の立場であれ、それ以外の立場であれ、日々、実際の運用に携わって いる者は誰もが感じていることだろうが、本書はそれを具体的にわかりやすく示してくれており、なにか しらスッキリした感じがした (だからといって、たやすくコンスタントに市場に打ち勝つような運用は非常に 難しいのだけれど)。

また、これまでの運用成績やリスクの評価についても、一見のイメージやなんとなくの感覚ではなく、正確 にそれらを考えてみるとこれまでと違った点が見えてくることや、いわゆるブル・ベア的な投信の不利さな どについては「なるほど」と思わされる部分が多くあった。

ヘッジファンドについては、日本国内ではまだその存在等は一般的ではないが、なんとく感じてるイメージ とは異なり、かなりリスクを抑えた形で有効に活用することも可能なのだということを示してあり、新しい 知見を得た感じがした。

50代 個人投資家 ふしみん


いわずと知れた「マーケットの魔術師」シリーズの作者であるシュワッガーの本です。 彼のこの本が出された時点での本業は、ファンド・オブ・ヘッジファンズのマネジャーだそうです。よって、この本のなかでも主に第2部では、ヘッジファンドへの投資の仕方について書いてあります。

第1部第2章では、効率的市場仮説は間違っているという論調をしています。確かにそのとおりだと思います。すべての情報が瞬時に市場に織り込まれるというのは、ありえないと思います。まあ、プレミアムTOBが発表されたりする場合は、瞬時に織り込まれるでしょうけど・・・。

それと、過去にリターンの高かった投資対象に投資すると失敗することが多いということです。これはよく投資信託でその年のリターンが高い投資信託に投資するとその後のリターンが悪くなるといったことがほかの本にも書かれていますが、それ以外でも1,2年くらい前にはやった投資対象も長い間低迷する可能性が高いと思われます。2007年までベトナム株がはやっていたのをみて、その後2008年に半値以下に下がったところで投資したが、2013年になっても泣かず飛ばずといった自分自身の体験をもってもそれはいえると思います。

また、VaR の問題点や相関係数の誤解やレバレッジETFは期待されるリターンを得にくいとかいったことも書いてあります。

400ページくらいあるやや分厚い本ですが、ヘッジファンドをはじめ、投資信託などほかの投資対象であっても、投資する前や投資中にでもこの本を何度も見直しておくと、かなり役に立つと思いますので、1冊でも家にあると便利だと思います。

bblue 40代 自営業兼投資家


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