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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/10/02 11:05,
提供元: フィスコ
サスメド Research Memo(5):2026年8月時点の開発パイプラインは11件
*11:05JST サスメド Research Memo(5):2026年8月時点の開発パイプラインは11件
■サスメド<4263>の事業概要
4. 治療用・診断用アプリの開発パイプライン
同社の治療用・診断用アプリの開発パイプラインは、2026年8月7日現在11件(「サスメド 不眠障害用アプリMedcle」を除く)となっている。
乳がん患者運動療法アプリSMD401(開発パートナー:国立がん研究センター)については、探索的試験が完了しており、次試験に向けて準備中である。
進行・再発がんを有するうつ病患者に対するアドバンス・ケア・プランニング(以下、ACP)用プログラム医療機器SMD402(開発パートナー:東京慈恵会医科大学)については、2025年4月に開始した企業治験が進行中である。SMD402の利用により期待される効果としては患者の心理的苦痛の軽減、不安・抑うつ症状の改善、不適切な治療の中止などがあり、同社は2024年6月に探索的試験の結果について米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会のオーラルセッションにおいて発表した。
慢性腎臓病リハビリアプリSMD201(開発パートナー:東北大学、日本腎臓リハビリテーション学会)については、探索的試験が完了しており、次試験に向けて準備中である。期待される効果としては、腎機能の改善もしくは悪化抑制、透析治療への移行防止などがある。
遷延性悲観障害を対象疾患とするSMD102(開発パートナー:チューリッヒ大学)については、探索的試験の開始に向けてアプリ開発中で、論文を公開した。また、オピオイド誘発性便秘症を対象疾患とするSMD202については、探索的試験の開始に向けてアプリ開発中である。
耳鳴治療用アプリKRP-DT123/SMD403(開発パートナー:杏林製薬<4569>※)については、医師主導の特定臨床研究(東海大学医学部附属病院)で今後の開発に期待が持てる結果が得られ、2025年10月の第70回日本聴覚医学会総会・学術講演会において、研究代表医師である和佐野浩一郎教授(東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学領域主任)より報告された。そして2026年5月に検証的試験(治験)を開始した。苦痛を伴う慢性耳鳴患者を対象に、本アプリを16週間使用した時の有効性及び安全性を評価する多施設共同ランダム化二重盲検比較試験で、試験完了後に杏林製薬が日本国内において承認申請を行う予定である。
※ 2022年11月に杏林製薬と耳鼻科領域における治療用アプリの共同研究開発及び販売に関する契約を締結した。契約一時金(1億円)、開発の進捗に応じたマイルストン収入(契約提携時判明分で6億円)、上市後の売上高に応じたロイヤリティー収入を得る。また特定臨床研究が完了して有意な改善結果が確認されたため、2025年10月に本アプリの研究開発及び販売後の同社役割の追加を目的とする覚書(マイルストン収入及び販売額に応じたロイヤリティー収入を増額する有利改定)を締結した。そして、2026年6月に検証的試験(治験)において治療用アプリの利用が開始されたことによって開発マイルストンとして240百万円を受領し、2026年6月期第4四半期の事業収益に計上した。
乳がん切除後疼痛症候群(PMPS)を対象疾患とするAcceptance & Commitment Therapy(ACT)アプリSMD105(開発パートナー:名古屋市立大学)については臨床研究が終了し、探索的試験を実施中である。
SMD106(開発パートナー:あすか製薬※)については、2025年1月に福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センターの小川真里子特任教授と共同で、月経前症候群(PMS)及び月経前不快気分障害(PMDD)患者を対象に、特定臨床研究を開始した。そして2026年2月に上記の特定臨床研究において有効な結果が確認されたため、次試験に向けて準備中である。
※ 2023年9月にあすか製薬とSMD106の共同開発及び製品上市後の販売に関する契約を締結(契約一時金200百万円及び開発段階に応じたマイルストン収入として総額2,500百万円、製品上市後の販売額に応じたロイヤリティーを受領予定)した。そして2025年2月にマイルストン(探索的試験用アプリの利用開始)を達成したことにより100百万円を受領し、受領済みの契約一時金200百万円と併せて2025年6月期の事業収益に計上した。さらに、2026年2月に探索的試験において有効な結果が確認されたことに伴いマイルストンとして100百万円を受領し、2026年6月期の事業収益に計上した。
持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)を対象疾患とするSMD107(開発パートナー:新潟大学)については、新潟大学において2024年8月に開始した臨床試験が終了し、その結果が2026年5月の第127回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会において、堀井新教授(新潟大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科)の研究グループに所属する木村尭医師より、治療期間の8週間終了後である10週時点においても治療効果が維持されたとして報告された。
妊産婦うつを対象疾患とするSMD103(開発パートナー:名古屋大学)については、アルゴリズム及び装置に関する特許が成立し、2024年4月に共同研究論文を発表するなど、探索的試験の開始に向けてアプリ開発中である。またADHDを視線解析により診断するSMD104については、探索的試験の開始に向けてアプリ開発中で、AMED事業に採択された。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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