トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/08/18 12:42, 提供元: フィスコ

ジーデップアドバンス Research Memo(2):NVIDIA最上位パートナー

*12:42JST ジーデップアドバンス Research Memo(2):NVIDIA最上位パートナー
■会社概要

1. 会社概要
ジーデップ・アドバンス<5885>は、「Advance with you 世界を前進させよう」をミッションに掲げ、主にAIを対象としたシステムインキュベーション事業を行う企業である。同事業は、主にAIやビジュアライゼーション、ビッグデータを取り扱う研究者や開発者のシステム環境上の課題に対して、最先端テクノロジーを用いたサーバー機や同社オリジナルソリューションなどを提供することにより、今までとは違ったアプローチで研究や開発のスピードアップを支援するサービスである。代表取締役CEOの飯野匡道氏が、2007年に米国ネバダ州で開催されたSupercomputing ConferenceでNVIDIAの製品を知り、小さなカードがパラレルコンピューティングの概念を大きく変える可能性を体感したことがNVIDIAとの取引の契機となり、その後の成長の起点となった。現在でもNVIDIAとは良好な関係を構築しておりNVIDIA最上位パートナーとなっている。2023年6月に東証スタンダード市場に上場した。

2. 沿革
同社の前身は、1978年に電子部品の商社として設立されたトーワ電機(株)である。当初から大学や研究機関との取引を得意としており、取り扱う商品・サービスが変わった現在でもその営業基盤は生かされている。最初の転機が訪れたのは2007年であり、前述の米国でのカンファレンスで飯野氏がNVIDIAと出会い、その年にNVIDIA製品の取り扱いを開始した。ゲーム用チップとして活用されてきたGPUが、ハイパフォーマンス・コンピューティング(並列処理が可能な強力なプロセッサなどを使用して、ビッグデータを高速に処理する技術)に活用され始めたタイミングであった。

次のターニングポイントは2015年で、GPU技術やディープラーニングの進化によりAIの用途開発が盛んになった時期である。同社では、独自のAIワークステーション「DeepLearning BOX」を開発・発売し、AIソリューションを確立した。それまで、流体解析やビジュアライゼーションが中心であり、大学や研究機関を主要な顧客としてきたが、AI時代に入り、自動車業界や精密機械業界などの事業会社を開拓することに成功した時期である。2018年以降、大規模AI・クラウド化の時代に入り、同社はNVIDIA DGX(主に大規模なAI学習を行うためのアプライアンスサーバー)の取り扱いを2018年に開始し、大規模化・クラウド化のニーズにいち早く対応している。2024年4月には、モビリティ業界のAI投資を支援するために、豊田通商<8015>グループの(株)ネクスティ エレクトロニクスと「GPU Advanced Test Drive」(GAT)の提供を開始した。2026年1月には、同社設立10周年を迎えた。

3. 事業内容
同社の事業は「システムインキュベーション事業」の単一セグメントだが「DXサービス」及び「Service & Support」の2つのサービスを提供している。

1) 「DXサービス」
主力の「DXサービス」は、「AI・ビジュアライズソリューションサービス」「その他DXソリューションサービス」「サブスクリプションサービス」の3つのサービスに分かれる。「AI・ビジュアライズソリューションサービス」のうち、AIソリューションサービスは、AIサービスを開発・運用する顧客を対象として、ディープラーニングを用いたAIの開発・運用に適した仕様のハードウェア、ソフトウェア、ツールを組み合わせたターンキーシステムを開発・組立・販売する。モデルとしては、「DeepLearning BOX」(同社オリジナル製品)やDGXシリーズ(NVIDIA製品)などが主力である。ビジュアライズソリューションサービスは、映像や画像のコンピュータ処理を行う顧客を対象として、CADやCAE、コンピュータグラフィックスの制作やデジタルサイネージで利用するグラフィックワークステーションの組立・販売などを行う。モデルとしては、GWSシリーズ(同社オリジナル製品)や「Omniverse」(NVIDIA製品)などが主力である。「その他DXソリューションサービス」は、データを大量に保管しておくための高速大容量ストレージの組立・販売や、高速にデータを送受信するための広帯域ネットワーク機器の販売・設定、ハードウェアの利便性を高めるためのソフトウェアの販売・設定、及びそれらを組み合わせたシステムの設計や構築を行う。「サブスクリプションサービス」では、同社の開発したソリューションをレンタルやクラウドで提供する。同社のクラウドサービスの特徴は仮想化しないベアメタルクラウドという点であり、物理環境の性能劣化がなく、セキュリティ面でも大きなメリットがある。「DXサービス」の構成比は、91.6%(2026年5月期)である。

2) 「Service & Support」
「Service & Support」は、同社が提供するソリューション(ハードウェア、ソフトウェア、構築ノウハウ)を、ハードウェアの保守のほか継続的な開発環境のアップデートにより、常に最新で安定したシステムとするオプショナル運用支援サービスを提供する。「Service & Support」の構成比は、8.4%(同)である。

同社のサービスをビジネスモデルで分類すると、フロービジネスとストックビジネスに分かれる。「DXサービス」の多くはフロービジネスだが、サブスクリプションサービスはストックビジネスである。「Service & Support」はストックビジネスに分類できる。現状はストックビジネスの比率が低いが、中長期的に向上させる方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)


《HN》

記事一覧

  • 2026/08/27 20:01:欧州為替:ドル・円はじり高、ドル買い地合い続く
  • 2026/08/27 18:55:欧州為替:ドル・円は堅調、ドル買い継続
  • 2026/08/27 18:31:欧州為替:ドル・円は小じっかり、ややドル買い
  • 2026/08/27 18:16:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(6)
  • 2026/08/27 18:16:25日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、弱い中国の経済指標が足かせ
  • 2026/08/27 18:15:日経平均テクニカル: 3日ぶり小反落、週足は十字足形成中
  • 2026/08/27 18:15:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(5)
  • 2026/08/27 18:14:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(4)
  • 2026/08/27 18:13:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(3)
  • 2026/08/27 18:12:27日の中国本土市場概況: 上海総合は3日続伸、ハイテク株などの買いが指数をサポート
  • 2026/08/27 18:12:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(2)
  • 2026/08/27 18:11:ニッポンインシュア株式会社:2026年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(1)
  • 2026/08/27 18:03:東京電力HD---1Qは増収も経常減益、最終損失は大幅に縮小
  • 2026/08/27 17:25:欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米インフレ高止まりも為替介入に警戒
  • 2026/08/27 17:10:東京為替:ドル・円は切り返し、夕方は上げ一服
  • 2026/08/27 16:51:クレオ:ストックビジネス拡大と「ZeeM」牽引で1Q営業利益60.7%増、高水準な株主還元と持続的成長ロードマップに注目
  • 2026/08/27 16:46:芙蓉総合リース---ヒューマノイドロボット社会実装目指すコンソーシアム「J-HRTI」へ参画
  • 2026/08/27 16:45:東証グロ−ス指数は大幅に4日続伸、新興市場に資金向かう
  • 2026/08/27 16:40:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は3日ぶり反落、アドバンテストやファーストリテが2銘柄で約309円分押し下げ
  • 2026/08/27 16:39:エムティジェネックス:1Q営業益3.9倍と大幅伸長、電気工事領域のM&A推進と外部成長による企業価値向上に期待