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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/23 14:05,
提供元: フィスコ
TOKAI Research Memo(5):エネルギー事業がコスト削減効果もあって大幅増益に
*14:05JST TOKAI Research Memo(5):エネルギー事業がコスト削減効果もあって大幅増益に
■TOKAIホールディングス<3167>の業績動向
2. 事業セグメント別動向
(1) エネルギー事業
エネルギー事業の売上高は前期比2.8%減の102,937百万円、営業利益(間接費用等配賦前営業利益で決算短信とは算出方法が異なる。以下、同様)は同3.4%増の10,571百万円となった。営業利益の増減要因を見ると、顧客件数の増加で4億円、顧客獲得コストの減少で3.0億円の増益要因となり、単位消費量の減少による減益2.0億円やシステム開発費用等の増加1.6億円を吸収した。
主力のLPガス事業の売上高は前期比2.2%減の86,834百万円となった。家庭用が販売量で同1%増、販売単価で同横ばいと堅調に推移したものの、工業用・卸売用が販売数量で同6%減、仕入価格に連動する販売単価で同9%減となったことが減収要因となった。期末の顧客件数は前期末比12千件増の819千件となり、新規獲得と商圏買取件数が解約件数を上回った。平均気温は前期並みの水準となり、世帯当たり消費率は同0.5%低下した。LPガス業界では2024年7月に施行された「LPガス商慣行是正に向けた改正省令※」によって、既存集合住宅のリプレイスが事実上難しくなり、今後は新築物件での契約獲得と営業エリアの拡大、並びにM&Aにより顧客件数を積み上げる。都市ガス事業の売上高は同5.8%減の16,103百万円となった。顧客件数は74千件と横ばい水準だったものの、原料費調整制度による販売価格の低下が主な減収要因となった。
※ 賃貸集合住宅等の顧客獲得の際に行っていた物品や金銭の授受など過大な営業行為に対して制限を設けた。
(2) 情報通信事業
情報通信事業の売上高は前期比4.7%増の61,823百万円、営業利益は同18.1%増の5,860百万円と2期ぶりに過去最高益を更新した。コンシューマー向けは減収基調が続いたものの、顧客獲得コストの削減で増益を確保したほか、前期は先行投資で減益となった法人向けもストックビジネスの成長により増収増益に転じた。
コンシューマー向け事業は売上高で前期比2.8%減の22,767百万円、営業利益で同28.6%増の984百万円となった。売上高は、「LIBMO」の契約件数が前期末比5千件増の83千件と伸長したものの、ISP事業で採算を重視した販売施策を推進した結果、ブロードバンド顧客件数が同10千件減の664千件と減少に転じたことが減収要因となった。利益面では、ISP事業において顧客獲得コストを2億円削減したことが増益要因となった。
法人向け事業は売上高で前期比9.6%増の39,055百万円、営業利益で同16.2%増の4,876百万円と2期ぶりに過去最高業績を更新した。売上高は引き続き通信回線サービスやクラウドサービスなどのストックビジネスが順調に拡大したことが増収要因となった。利益面では、クラウドサービスの増収効果で7億円の増益要因となり、人件費等の増加を吸収した。なお、2025年4月に光ファイバー網を北九州圏まで延伸し、同エリアの顧客開拓を行う。
(3) CATV事業
CATV事業の売上高は前期比2.5%増の37,389百万円、営業利益は同9.2%増の6,793百万円と過去最高業績を連続更新した。顧客件数の積み上げにより8.0億円の増益となり、人件費等の増加2.3億円を吸収した。
地域密着の事業者として地元の情報発信や番組制作に注力するとともに、魅力的なコンテンツの充実と、高速インターネットサービスの契約件数の積み上げに取り組んだことにより、期末の顧客件数は放送サービスで前期比4千件増の925千件、通信サービスで同17千件増の430千件となった。放送サービスの顧客が新たに通信サービスを契約するケースが増えており、クロスセル率が前期末の44.8%から46.5%に上昇した。
(4) 建築設備不動産事業
建築設備不動産事業の売上高は前期比0.5%減の26,724百万円、営業利益は同16.7%増の2,566百万円となった。静岡エリアを中心に建築・不動産販売事業が伸長したほか、中京エリアの設備・土木工事事業も堅調に推移した。利益面では、建築・不動産販売事業で2.6億円の増益、設備・土木工事事業で1.1億円の増益となった。
(5) アクア事業
アクア事業の売上高は前期比3.3%増の10,087百万円、営業利益は同5.8%減の785百万円となった。売上高は顧客件数の拡大を背景に増収となり、過去最高を更新した。大型商業施設等での催事営業やWebマーケティングの推進により、期末の顧客件数が前期末比28千件増加の219千件と想定を上回って増加した。一方、増加分の大半は給水型浄水サーバー「しずくりあ」だったことから、売上高の伸び率は限定的となった。利益面では、顧客件数の増加で1.4億円の増益要因となったものの、顧客獲得コストの増加0.8億円や販管費等の増加1.1億円を吸収しきれず、減益となった。
(6) その他・調整額
その他の売上高は前期比7.9%増の5,876百万円となった。事業別の売上高は、介護事業が同0.8%増の1,410百万円と堅調に推移したほか、船舶修繕事業は修繕隻数の増加により同11.8%増の1,887百万円、婚礼催事事業は法人向けを中心とした一般宴会の増加により同2.8%増の1,357百万円となった。本社費用を含めた営業損失は7,878百万円(前期は7,600百万円の損失)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
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