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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/09 12:05, 提供元: フィスコ

プリモGHD Research Memo(5):2026年8月期中間期は売上収益・各利益ともに過去最高を更新

*12:05JST プリモGHD Research Memo(5):2026年8月期中間期は売上収益・各利益ともに過去最高を更新
■プリモグローバルホールディングス<367A>の業績動向

1. 2026年8月期中間期の業績概要
2026年8月期中間期の連結業績は、売上収益が15,391百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益が2,236百万円(同41.0%増)、事業利益が2,148百万円(同37.0%増)と、増収・大幅増益となり、いずれも過去最高を更新した。国内・海外ともに増収を確保し、特に海外事業の利益成長が全体をけん引した。一方で、貴金属価格の高騰に伴う原価上昇により、売上総利益率は一時的に低下している。

(1) 国内事業
国内事業は、売上収益が10,015百万円(前年同期比14.2%増)、セグメント利益が1,744百万円(同19.6%増)と堅調に拡大した。客数・客単価ともに増加し、第2四半期に実施した約10%の価格転嫁後も来店客数が維持された点は、ブランド力及び接客力の強さを示す。トピックスとしては、「LAZARE DIAMOND」がプロモーションの多角化により全店舗で過去最高売上を達成するなど、ブランド戦略が奏功した。さらに、顧客体験価値のさらなる向上につながる施策として、AIを活用した育成支援システムを導入し、接客力の平準化と高度化を進めたほか、「くるみん認定」の再取得により人的資本を強化した。

(2) 海外事業
海外事業は、売上収益が5,377百万円(同15.9%増)、セグメント利益が492百万円(同284.8%増)と大幅な利益成長を実現した。特に中国本土において、営業体制及びマーケティングの見直しが奏功し、収益性が大きく改善した。トピックスとしては、各事業所における国内同様の価格転嫁に加え、中国本土及び東南アジアにおける出店準備が計画どおり進捗していることが挙げられる。第1四半期での鄭州市への初出店に続く、北京市・杭州市での出店準備を進めており、有力商業施設から出店要請が複数あるなど、中国本土における店舗展開が拡大している。また、マレーシア1号店が開設され、東南アジア市場の開拓が進展している。

2. 財務状況
2026年8月期中間期末の財務状況は、資産合計が48,290百万円と前期末比2,340百万円増加した一方、負債合計の増加は353百万円にとどまり、資本合計は20,040百万円と同1,987百万円増加した。この結果、親会社の所有者帰属持分比率は39.2%から41.4%へ上昇しており、財務基盤は着実に改善していると評価できる。資産合計は、流動資産が765百万円増加しており、なかでも棚卸資産が621百万円増加した。これは足元の貴金属価格の高騰を受け、商品単価の上昇が反映したものと見られる。同社のビジネスモデルは受注後生産方式であることから、デットストックの懸念が限定的である点も押さえておきたいポイントである。

一方で営業債権及びその他の債権は350百万円減少しており、運転資本管理は過度に緩んでいない。非流動資産は、のれんが900百万円、無形資産が423百万円それぞれ増加したが、為替換算影響が資産増加の主因である。負債合計は、営業債務及びその他の債務が1,044百万円増加した一方、非流動負債の借入金が502百万円減少し、有利子負債総額も17,556百万円と前期末比502百万円減少した。事業拡大に伴う運転負債の増加を織り込みつつも、財務レバレッジにはむしろ抑制がかかっている構図である。総じてみれば、利益蓄積と円換算差額の押し上げを背景に純資産が厚みを増し、借入依存度を減らしながら成長投資を支えるバランスシートへ移行しつつあると整理できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)


《HN》

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