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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/03/18 11:03, 提供元: フィスコ

ロジザード Research Memo(3):主力のクラウドサービスを主軸に、導入支援、機器販売と3つのサービスを展開

*11:03JST ロジザード Research Memo(3):主力のクラウドサービスを主軸に、導入支援、機器販売と3つのサービスを展開
■ロジザード<4391>の会社概要

2. 事業内容の続き
(2) 店舗在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」
「ロジザードZERO-STORE」は、店舗における在庫管理の効率化を実現するシステムである。主な機能は、在庫管理、POSレジ(他社製品との連携でオプション提供)、分析ツールの3点である。分析ツールは、店舗での売上を自動で集計・分析を可能とし、販売戦略の立案を支援する。

在庫管理及びPOSレジについては、管理者(本部)と事業所(店舗)それぞれに最適化した機能を提供している。本部は各店舗の在庫・売上・棚卸データを一元管理することで全体最適化を図れる一方、店舗向けではスマートフォンを用いた売上・在庫登録機能、リアルタイムで他店舗在庫の照会が可能となる。これにより、接客時における消費者への迅速な対応と店舗業務の効率化が両立する。具体的な活用シーンとしては、消費者から商品の在庫に関する問い合わせがあった際に、スマートフォンでの在庫の確認、在庫がある場合にはバックヤードの棚位置まで特定できる。

POSレジは、タブレット端末を利用した精算業務支援サービスとの連携により提供している。基本的なレジ機能に加えて、値引きなどの単価変更、領収書印刷、店舗売上データの本部送信といった機能を備えている。レシートプリンターやハンディターミナルといった周辺機器との連携も可能で、汎用性の高さが特徴である。高価な専用POSレジを必要とせず、タブレット端末で安価に導入できるため、中小規模企業における導入ハードルも低い。2023年9月には高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」との連携を開始した。また、短期間での導入や充実したサポート体制なども、ほかのサービスと同様に顧客から支持される要因の1つとなっている。

(3) OMO支援システム「ロジザードOCE」
「ロジザードOCE」は、顧客のオムニチャネル※化を支援するシステムである。同社の「ロジザードZERO」や「ロジザードZERO-STORE」と連携することで、店舗及び倉庫の在庫データを一元的に管理し、消費者ごとに最適な出荷・配送を実施できる。具体的な活用シーンとしては、EC注文時に全拠点の在庫状況をリアルタイムで照合し、最短・最効率な配送ルート(店舗出荷または倉庫出荷)を自動で判別する運用などが挙げられる。

※ オムニチャネル(Omni-Channel)とは、消費者がモノを買うときにすべて(=オムニ)の接点(=チャネル)で継ぎ目なく購入できるようにすること。販売側が提供する各チャネルに対して、オンライン(例:ネットショップ)・オフライン(例:実店舗)を問わず、消費者側が在庫数やポイントカードなどの心配をせずに商品を購入できる、「シームレスな購買体験」を提供する。

在庫を一元管理することで、複数のチャネルを総合的に活用するオムニチャネル戦略のスムーズな運用にも貢献する。また、他社が提供するWMSと接続しても同様の機能を活用できる点も特徴である。OMO※に対するニーズが高まりを見せるなか、同システムに対する需要は、今後も堅調に推移するものと弊社は考える。

※ Online Merges with Offlineの略。オンライン(EC)とオフライン(実店舗)の顧客データを一元管理するシームレスなマーケティング手法。

(4) 料金体系と販売チャネル
料金体系については、主力サービスである「ロジザードZERO」では月額固定制または従量制を、周辺サービスの「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」では月額固定制を採用しており、顧客や荷主のビジネス特性に応じて選択できるようになっている。外部システムとの連携については、連携パートナーが提供するアプリの活用により、追加開発を伴わず、オプション料のみで迅速なシステム連携が可能である。クラウドサービスによる安定収益を基盤としつつ、オプション提供を通じたアップセルも可能な収益モデルである。

販売チャネルは、同社による直接販売、パートナーを通しての営業活動がある。パートナーは、「ロジザード」シリーズと連携したシステムを開発・販売する連携パートナーと、代理店などの販売パートナーに分かれている。連携パートナーには、GMOメイクショップ(株)といったEC支援システムや受注管理システムなどを開発する企業がある。2026年6月期中間期には、オービックビジネスコンサルタント<4733>とも提携し、オービックビジネスコンサルタントが有する全国約3,000社に及ぶ二次代理店網を通じた販路の拡大を実現している。

顧客獲得の手法については、展示会やWeb広告に加え、イントロダクションパートナーと称する紹介制度など、独自の仕組みを導入している。特にセミナーや展示会は、既存顧客への情報提供の機会として開放しており、顧客接点の創出に寄与している。また、WMSの導入実績を背景に、Webサイト経由での引き合いも多い。

加えて、倉庫需要への対応として、物流倉庫会社を無料で紹介する「ロジザード・マッチン」を提供している。これは潜在顧客との接点を早期に確保する取り組みであり、将来的な顧客獲得に資する施策であると弊社では評価している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木 稜司)


《HN》

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